人工知能(AI=Artificial Intelligence)に関する本はそれこそ山ほど出版されています。しかし、それらのほとんどは、AIという最先端のテクノロジーを、やさしく解説したものです。つまり、「AIとはなにか?」ということです。
しかし、本書はまったく違う観点からAIを論じています。今後、人間はAIと共存することになる、つまり『攻殻機動隊』のような世界が訪れるので、そのときどうしたらいいのか?という「哲学的」なテーマを論じています。今。私たちに問われているのは、「AIとはなにか?」より、「人間とはなにか?」だからです
人類がAIと共存する時代に求められるのは、こうした哲学です。本書の著者・高橋透氏は早稲田大学文化構想学部の教授で、専門はドイツ哲学。まったくの文系です。その彼が、現在、『攻殻機動隊』や『新世紀エヴァンゲリオン』などをテキストとして使いながら、「テクノロジーの哲学」という講座を持ち、学生たちに「AIとはなにか?」「人間とはなにか?」を教えています。この講座は人気講座となっています。
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